TALK SESSION 01 抗がん剤への想いを語る

2015年にエーザイは、新規抗がん剤を発売しました。
臨床開発職、生産管理・技術職、MR職、MSL職の4名のエーザイ社員が集まり、
それぞれが担った責務ややりがいについて聞きました。

新薬開発のフロー

新薬開発のフロー 図

MEMBER

臨床開発

MISSION

治療が必要な患者様に、いち早くお届けしたい。
何としても承認申請を遅らせるわけにはいかなかった。

臨床開発

鈴木 拓也Takuya Suzuki

オンコロジービジネスグループ
日本アジア臨床開発部

2006年入社

入社後は炎症性腸疾患に関する治験モニターを担当。
治験の現場を知る経験を積んだ後、2008年より臨床開発部のオンコロジーグループにて新規抗がん剤の治験実施計画や臨床開発計画の策定・承認申請に従事。

生産管理・技術

MISSION

新規抗がん剤を
高品質・安定供給する責務は大きかった。

生産管理・技術

伊藤 耕平Kohei Ito

川島工場 経口剤製造部
製造二室

2010年入社

入社後より川島工場の経口剤製造部に所属。「認知症治療薬」の製造担当を経て、入社5年目に新規抗がん剤の製剤製造サイトの立ち上げメンバーとして中心的な役割を果たす。日米欧からの製造承認を取得すべくGMPの水準強化や当局査察対応を担った。

MR

MISSION

まだ治療に行きついていない患者様に、最適な治療を橋渡しする。
それがMRの使命だった。

MR

佐伯 祐香Yuka Saeki

オンコロジーhhcユニット
神奈川統括部

2007年入社

愛媛県松山市の開業医販路、同市の病院販路の担当MRを7年経験。
2014年より、オンコロジー領域のMRとして、一人でも多くの患者様に治療機会を提供できるよう、診療連携発展のサポートも行っている。

MSL

MISSION

MSLとして、実臨床における課題は今後も尽きることはない。
上市後の課題をこれからも乗り越えていく。

MSL

長谷川 広季Hiroki Hasegawa

メディカル本部
オンコロジーメディカル部

2005年入社

入社後は、開業医販路、病院販路の担当MRを9年弱経験。
その後、オンコロジーMRを経て、2013年よりMSL室発足に伴い、オンコロジーメディカル部のMSL職としてメディカル活動に従事。現在は実臨床でのニーズに応えるエビデンスやデータの創出を行っている。

新規抗がん剤をより早くお届けするために。

みなさんは新規抗がん剤に
それぞれどのような立場で関わってきたのでしょうか?

鈴木:日本も含むグローバルで開発し,日米欧で同時申請を予定する薬剤だったので、私たち臨床開発に携わるメンバーはこれまでにない責務を感じていました。「この薬の承認を遅らせるわけにはいかない」と強い思いをもって取り組んでいました。欧米の申請資料を基に作るのではなく、日本で独自に申請資料を作りこみ、欧米と協力しつつも頼りきらず進めていき、欧米よりも早く申請できたことにとてもやりがいを感じました。

伊藤:高品質な新規抗がん剤をいち早く患者様に安定的に供給するため、早期に川島工場を製剤製造サイトとして確立することが不可欠でした。新製品を商業生産として初めて取り扱う際は、多くの挑戦があります。
現在は、適応追加と市場拡大による物量増加に対応するため、生産キャパシティを上げる検討を重ねています。患者様にしっかりお届けできるよう、高い製剤技術のノウハウを有する川島工場のプライドをかけて、高品質・安定供給に力を尽くしているところです。

長谷川:メディカル部は医療関係者から、どのようなクリニカルクエスチョンが出てくるのか、社内外の関係者で情報収集と分析をし、新規抗がん剤において必要となるエビデンスを創出するための準備をしていました。

佐伯:MRとしては、新製品ができて初めて治療について医療関係者と話ができることもあります。そのような意味で、新製品導入時は特に、自分にも患者様貢献できることがあるんだなと嬉しくなりました。

エーザイの「hhc共同化」を、いかに自らの仕事に落とし込むか。

どのような想いで
仕事に取り組んでいますか?

伊藤:川島工場では患者様をお招きして直接お話を伺う機会があります。また、社内MRの活動報告が川島の生産現場に届きます。直接的ないしは間接的に患者様や医療従事者の声を聞けることは業務への強いモチベーションになっていますし、そこから得た気づきで新しい価値の創出につなげられないか、生産現場では日々議論しています。

鈴木:治療法が確立していないアンメット・メディカル・ニーズの高い疾病については、新製品が切望されています。そのような状況を肌で感じているので、新規抗がん剤の開発においては「絶対に承認申請を遅らせられないな」と感じたことを覚えています。

佐伯:発売後は、患者様にお届けすることができることに嬉しさを感じるとともに、治療ニーズをどう引き出せるか、真剣に考えました。必要とする全ての患者様に新製品をお届けできるように、情報の収集と提供に努めます。

長谷川:今後、患者様・専門医の経験を踏まえた情報を収集し、学会や論文化により表出化することは、医療関係者や患者様にお届けするソリューションになり得ると考えています。

私たちの経験を、下の世代へもくまなく受け継いでいく。

皆さんが業務を通して得る経験を、
後輩たちや新しく入社する人たちにどう伝えていきますか?

鈴木:新薬を世に出すことは、何度もあることではないので、そこでの経験は他のチームにも伝えていこうと思っています。開発の成功確度が上がった工夫点や海外とのやり取りなど、いかに効率的にやっていくかということは仕組みに依存するところも多いと思っています。手順や仕組みなどについて、暗黙知をいかに形式知にするかということを徹底し、後輩たちに受け継いでいきたいと思います。

伊藤:新薬製造ラインの立ち上げで得た知識、技術を継承していくことは勿論ですが、たとえ多様な価値観を有するメンバーであっても、最終的に目指すもの、実現したいことが一致していれば一枚岩になれることを学びました。
組織の枠を超えた協働が私の大きな自己成長になったと思います。この経験は是非後輩に伝えたいです。

佐伯:私は顧客との面談に同行したり、薬剤を評価してくださる医療関係者からレクチャーを受ける知識習得の場を設けたりすることで、後輩に仕事のあり方を伝えていきたいと考えています。MRとしての適正使用情報の収集提供活動を通して、大げさな意味ではなく「自分の活動によって患者様の治療を変革できるかもしれない」と感じています。これまでは目の前の患者様に薬をお届けするのがMRの役割だと考えていましたが、既存治療のあり方が根本から見直される機会が増えてきたように思います。”疾病治療の発展を担っていく”という視点も、これから後輩に受け継いでいきたいですね。

長谷川:メディカル部には、異なる専門性やバックグラウンドを持つ多様なメンバーが集まっています。そのため、新しいメンバーがスムーズに組織に溶け込める研修、OJTが準備されています。仕事における課題解決には様々な視点からの意見・アイデアが必要不可欠なので新しいメンバーを含めた意見交換は積極的に行われ、相互に切磋琢磨しています。

「患者様貢献」のもとに、成長機会が与えられる。それがエーザイらしさ。

最後に、エーザイへの入社を考えているみなさんに
“ここはエーザイらしさだな”と感じる点を踏まえて
メッセージをお願いします。

長谷川:エーザイは、創薬、開発から販売までを手がけている会社ですので部門間においてもスムーズな連携がとれていると思います。さまざまなキャリアパスがありますので、エーザイに入社を考えている人は“多くの可能性がある”会社だということを期待してください。エーザイは社員を大切にしている会社ですので、熱い想いを持った人なら、それを実現できるチャンスが与えられると思います。

佐伯:エーザイは、それぞれ個性を持った人が多い中でも、社員全体の共通の目標として「患者様貢献」を見ています。その点がエーザイらしいなと思います。“患者様のお役に立ちたい”という熱い想いを持った人とぜひ一緒に働きたいですね。

伊藤:エーザイは、“年齢を問わずチャレンジできる”会社だと思います。私自身、当時は入社5年目で周囲の中では最も若かったのですが、新規抗がん剤の製造検討をリードする役割を任せていただきました。これはメンバーのサポート無しでは完遂出来なかったことです。チャレンジ精神を持つ社員にはしっかり応え、また協力的にそれを支えてくれる人財が集う会社、それがエーザイだと思います。

鈴木:希少な疾患に対しても、薬剤を開発しようとする試みはエーザイらしさだと思います。また、エーザイは“若くして責任のある仕事を任される”会社です。海外の人と対等に仕事ができるのはもちろん、本社としてリードする機会もありますので、大きなやりがいを感じていただけると思います。

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