社会貢献を実感しながら最高のシステムをこの手で。hhcに共感するエンジニアの挑戦

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河原 翔 IT統括本部 DXテクノロジーセンター 2020年入社(所属は2024年9月時点のものです)

社会貢献を実感しながら最高のシステムをこの手で。hhc に共感するエンジニアの挑戦

 

2020年にエーザイに中途入社した河原 翔は、高いスキルと豊富な経験を活かし、現在は主にシステム開発管理の内製化に取り組んでいます。さまざまな課題に直面しても、冷静さと的確な状況判断により問題を解決し、若手メンバーの育成にも大きく貢献。そんな河原がこれまでの歩みを語ります。

メンバーと共にシステムの内製化を目指す──生成AIの活用も視野に効率化を図る

現在、IT統括本部DXテクノロジーセンターに所属し、チームのシニアマネージャーを務めています。チームの規模は7、8名程度で、年齢層は主に20代から30代までの構成になっています。

私たちのチームは、システムの内製化をめざしています。以前は外部のSIerや専門部隊に作業を依頼していましたが、自分たちで開発を行うことで、より現場や社員の声を取り入れられるようになり、システム開発の効率化にもつながっています。

システムの内製化は、開発のスピードアップやコスト削減という大きな利点もあります。実際に、小規模な検証やPoC(Proof of Concept)と呼ばれるテスト開発を行う際、外部に発注すると見積もりや承認プロセスに時間がかかりますが、内製化することで、数日という短期間でほとんど追加コストをかけずに開発ができるようになりました。

また、最近ではLLM(Large Language Models, 大規模言語モデル)の活用を図る取り組みも進めています。過去の営業日報など、社内に蓄積されたデータから有益な情報を抽出したり、データを効率的に解析できたりする仕組みを構築できないかと考えています。 

力を入れているのが全社EIT(Enterprise Information Technology)改善支援で、インフラ部分まで踏み込んで、全体的により効率的なシステム構築を行うことを目的としています。既存のシステム、ルール、ネットワーク構成、人員配置などのバックボーンを把握した上で、効率的なシステム開発を進めており、新規のSIerとの連携時には、システム開発全体を効率的に進めるための「つなぎ役」として機能しています。

チームの雰囲気は非常に良好で、実際に会社のアンケートでも、上司からの支援やチーム内の雰囲気に関する評価が高い傾向にありました。

メンバーの育成については、将来的に起こる可能性がある技術的な問題を先取りして、私の経験から教えることが多いです。昨年度は10回ほど研修を行い、予想される問題点とその対処法について説明しました。実際に、その通りの問題が発生したケースもあり、メンバーの効率的な対応に貢献できたと考えています。

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ITの発展を見据えてエンジニアの道へ。そこで得た新たな視点とシステム開発への想い

学生時代からコンピューターが好きで、今後はITがさらに発展していくだろうと考えた私は、就職活動ではシステムエンジニアやSIer系の会社を中心に探しました。当時は、マネジメントよりもスペシャリストに興味があって、自分でコードを書けるような会社を希望し、大手通信系のソフトウエア会社に入社しました。この会社を選んだ理由は、自社でパッケージ開発を行っており、ソースコードだけでなくネットワークやデータベースなど、システム全体を内製開発していたところに惹かれました。

前職では、グループ全体の若手社員に技術を教える研修講師業務や、キャッチアップした技術をグループ会社に提供していくことにも長年携わっていました。また、テクニカルプロフェッショナルとして、障害が発生している案件から支援依頼があれば、突発的に対応し短時間で問題を解決することも私の役目。こうした経験から、トラブルへの対応力や問題解決スキルを培うことができたと思います。

転職を考えるきっかけとなったのは、働きながらMBAを取得できる大学院に通い、「より良いシステムを作るにはどうあるべきか」を考えるようになったこと。SIerとして多くの経験を積む中で、ユーザー企業の視点でシステムを考えることの重要性を感じました。よりユーザーに近い立場で最適なシステムを提供するために、事業会社でのエンジニアリングに挑戦したいと思いました。そんな中で出会ったのがエーザイ。事業会社で働けることに興味を持ったのが入社のきっかけです。

入社後はEJ(Eisai Japan)のデジタルマーケティング戦略部に配属となり、医師向けの会員サイト「メディカルエーザイ」のデータ分析業務を担当しました。具体的には、メルマガの開封率やどのような内容のメールが読まれる傾向にあるかについて、SQLやプログラミングを使って分析していました。医師や製薬に関する専門知識は必ずしも必須ではありませんが、そのほかの製薬業界特有の販売ルートや概念知識は現場で教えてもらいました。

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現場に近い立場で働けることがやりがい──経験を活かして課題に取り組む日々

2021年には、現在の配属先の前身となるテックスワッド部に異動となりました。これまでを振り返り、とくに印象に残っている出来事といえば、システムの内製化を始める際に、外部に委託していた案件の引き継ぎを行ったときのこと。以前は外部パートナーに開発や保守を依頼しており、システムに対する理解やコントロールが限定的でした。

そこで、自社内での知見を深め、より柔軟で迅速な対応ができる体制を構築することが重要だと考えました。まずはシステムの詳細やこれまでの開発内容を把握し、自分自身で手を動かしてドキュメントの整備やシステムの改善を行いました。すべてを巻き取るのは大変でしたが、これによりシステムの安定稼働が可能になり、同時に運用費用も低減できました。これには、前職でのトラブル対応などの経験も大いに役に立ちました。

そして、誰が見てもわかりやすいドキュメントをつくるなど、第三者でも運用しやすい体制に改善を図りました。属人化が解消されたことにより、新たな人員が追加された時も、キャッチアップの時間短縮につながったのではないかと思います。

最近ではチームやIT部門全体がどうあれば効率的になるのか、他部署も含めて広い視野で見るようになりました。これまでは個人としての動き方を主に考えていたので、考え方は大きく変わりましたね。チームとしてパフォーマンスを向上させるためには、メンバーそれぞれのスキルの向上はもちろんですが、エンジニアを増やしていくことも必要なのかなと思っています。

仕事をする上でおもしろいなと感じることは、より現場に近い立場で実際に本物のデータに触れられることですね。短期間で自分自身で手を動かしてシステム開発できることにやりがいを感じています。

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社会貢献を実感できることがエーザイの魅力。システム開発で大切にしたい想い

生成AIの急速な発展により、過去10年と今後10年でエンジニアの役割は大きく変わるのではないかと感じています。そのため個人だけでなく、組織として生成AIや最新技術を活用しながら、今後のあり方について考えていくことが、ここ1、2年重要になるのではないかと思っています。

製薬会社であるエーザイの魅力は、IT部門で働いている中で直接的ではないものの、社会貢献の実感が強く得られるところではないでしょうか。また、エーザイならではの患者様やそのご家族と共に時間を過ごし、共体験をする「共同化」活動を通じて、自分の仕事の意義をより直接的に感じられる点も特徴的です。

実際に私も「オレンジカフェ」と呼ばれる共同化活動に参加し、患者様やそのご家族とお話をする機会がありました。この経験を通じて、自分の業務が誰のためになるのか、どういった立場の人たちの役に立つのかを強く感じることができました。これは会社に対する帰属意識にもプラスに働くのではないかと思います。

エーザイに向いている人材については、まず“一人称”で動ける人であり、かつコミュニケーション能力がある人だと思います。技術力だけでなく、会社全体の仕組みやルールを理解した上で、自ら手を動かせる人材が望ましいです。

というのも当社はリモートワークと出社の両方に対応していますので、そういった中で自発的に動ける能力というのはとくに大切になってくるのではないかと感じています。近くのシェアオフィスを利用したり、出社時にはフリーデスクで仕事ができたり、働きやすい環境が整備されていますので、柔軟な働き方を求めている方にも向いています。

最後に、私はエーザイのヒューマン・ヘルスケア(hhc)理念に強く共感しているんです。患者様方向けのソリューション提供においては、患者様やその周りの方々の状況を理解することが不可欠です。患者様や生活者様の目線で良いものを提供するためには、共同化が前提となり必須だと考えています。エーザイは全員がhhc理念という大きな目標に向かって取り組んでおり、そういった想いに共感してくれる人と一緒に働きたいですね。

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※ 記載内容は2024年9月時点のものです

 

 

 

 

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