IT×グローバルで、理想的なヒューマン・ヘルスケアを世界中の人々に届けたい

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角倉 義博 IT統括本部 中国・EAGSIT統括室 2023年入社(所属は2024年9月時点のものです)

IT×グローバルで、理想的なヒューマン・ヘルスケアを世界中の人々に届けたい

 

IT統括本部 中国・EAGSIT統括室に所属し、アソシエートディレクターを務める角倉 義博。エーザイへの中途入社を決めた背景には、人々の支えになりたいという角倉にとって根源的な思いがありました。グローバルで多くの人と関わりながら、医薬品やサービスを当事者様に届けることをささえる角倉の挑戦に迫ります。

ミッションは、中国・EAGSでのインフラ・セキュリティ標準化とデジタル活用の推進

私は現在、IT統括本部 中国・EAGS IT統括室に所属し、アソシエートディレクターを務めています。EAGSとは、イーストアジア・グローバルサウスリージョンの略称です。中国・EAGSの各国に対し、グローバル標準のITインフラ環境及びセキュリティを展開すること、そして中国・EAGSでの当社のビジネス伸長を目指してデジタル活用を推進することが当室のミッションとなっています。

ミッション達成に向け、私たちは2つのステージに分けて段階的に取り組みを進めています。はじめに、「ステージ1」として設定しているのがITインフラとセキュリティの標準化です。エーザイは中国・EAGSの各国に拠点を設置していますが、ITインフラやセキュリティは国によって様式が異なっています。そのため、グローバルITとして標準化することが重要になります。

標準化することで得られるメリットは多数ありますが、最も大きいのは効率化です。使用しているITインフラとセキュリティの様式がバラバラの場合、国ごとに独自の環境に精通した担当が環境保守・運用に工数を割かなければなりません。また、新たにアプリケーションを開発・導入する際にもその国独自の環境での構築となるため膨大な工数や費用を費やすことになります。

ITインフラとセキュリティを標準化することで、セキュリティ面も強化しつつ、グローバルチームがITインフラとセキュリティの保守・運用を一括で担い、各国のIT担当は事業伸長におけるデジタル活用を推進する体制を目指しています。

「ステージ2」は、ITインフラとセキュリティを標準化することで生まれたリソースを活用していくフェーズです。サービスやプロダクトの開発・生産・営業活動において、中国・EAGS各国の事業を伸長させるためにデジタル活用を推進していくことを計画しています。

中国・EAGS IT統括室が立ち上がったのは今年の4月のこと。現在は、組織自体の整備や今後の運営方法を考えながら、ステージ1を進めているフェーズです。私は各国のITメンバー・ユーザーと本社の事業本部のメンバーとコミュニケーションを取りながら、テクニカル面とマネジメント面の両方からプロジェクトに携わっています。

業務を遂行する上で心がけているのは、お互いの信頼関係。言語も文化も商習慣も異なればすれ違うことも出てくるため、お互いの背景を理解しながら、関係性づくりをするようにしています。

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ITの力を通して人々を支えたい。根底にある想いがエーザイへとつながっていく

私が新卒で入社をしたのは、半導体を製造する外資系の企業。社内SEとしてアプリケーションの開発に従事していました。2社目に選んだのは、日本に拠点を持つ外資系のIT企業です。SIerとしてアプリケーションやBtoC向けのWebシステムの開発を行いつつ、リードエンジニアを担っていました。

キャリアの中でとくに印象に残っているのは、3社目の自動車メーカーです。世界中に広がる生産拠点に対して、中国・アジア・南米拠点の製造実行システムを導入するプロジェクトに従事し、グローバルでの経験を積むことができました。また、インドの現地法人への駐在も経験し、現地でのIT活用推進における中長期戦略と組織の運営などにも尽力しました。

駐在先から帰国したのは2019年。製造業におけるIoTやデータマネジメント、部品表システム刷新などのプロジェクトに従事したのち、2023年にエーザイへと転職をしました。

エーザイに入社したのは、「人々を支えたい」という想いがあったからです。実は私の学生時代の夢は、小児科医になることでした。幼い頃から小児ぜんそくを患っていた私は、小学校を卒業するまで入退院を繰り返していました。かつての自分のように苦しんでいる子どもたちを支えたい。そんな思いから、医療の道に進みたいと考えていたのです。結果的に医者になるという夢は叶いませんでしたが、「人々を支えたい」という根源的な想いは、ITに携わる中でもずっと変わりませんでした。

「生きる」があるからこそ、人間は輝くことができる──これは、インドをはじめとするグローバルな環境で働くようになってから強く実感したことです。世界には深刻な貧困の問題も残されており、飢えで苦しい生活を送っていたり、薬を買えなかったりする人も多く存在します。

自動車メーカーで人々に「移動」という喜びを提供することにもやりがいを感じていましたが、衣食住、そして命をつなぐ医薬品といった分野でもっと貢献したいと考えたことが、エーザイへの転職につながっていきました。

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エーザイのhhc 理念をグローバルに展開させることが、世界中の人々の幸せにつながる

エーザイは、hhc(ヒューマン・ヘルスケア)理念を掲げています。これは、ヘルスケアの主役が患者様とそのご家族、生活者であることを明確に認識することで、「患者様と生活者の皆様の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献し、世界のヘルスケアの多様なニーズを充足する」ことを指します。

エーザイのホームページでこのhhc理念の文言を見たとき、スッと心の中に入ってくる感覚がありました。また、医薬品を提供するだけでなく、健常、高リスク、発症・治療、経過観察/予後まで、その人らしく生きることを叶え、支える「hhc理念+エコシステムの構築」を目指していることも魅力的に感じました。

実際に入社してみて、エーザイには温かみのある人が多いように感じます。それは、hhc理念に共感し、社会に貢献したいと思って働いている社員が多いからでしょう。そして、その熱意を会社も汲み取ってくれます。私の場合、グローバルに関わる仕事に携わりたいと希望した結果、現在の仕事にアサインしてもらうことができました。積極的に挑戦してみたい分野を伝えていれば、それを叶えてくれる会社だと思います。

一方で、自分のビジョンを実現するためには、勉強し続けることも重要です。私は以前よりIT分野の仕事に携わってきましたが、エーザイに入ってから業界ごとのバリューチェーンなどに関して違いを実感する場面も多くあります。その点、毎日のように新しい知識が求められます。

もしも私が転職せずに同じ会社に勤め続けていれば、社内においてプロフェッショナルになることもできたかもしれません。しかし、異なる業界に身を置いたからこそ成長できた部分も確実にありますし、新たな自分を発見する機会にも恵まれたと感じています。

今後は、世界中に当社の製品やサービスを浸透させることで、患者様と当事者様のQOLを向上していきたいと考えています。そのためには、中国・EAGSの皆さんの協力が不可欠です。開発・営業・生産の方々にとって働きやすい環境を整えたり、エコシステムを構築したりすることで、国境を越えて喜びを分かち合える瞬間を増やしていきたいですね。

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信頼関係を重視し、事業成長と社会貢献の両立を目指す人材と働きたい

私の直近の目標は、現在関わっているプロジェクトを無事に成功させることです。

個人の視点として言えば、何かを最後までやり切ることは、知識やスキルの習得だけでなく、自信の獲得にもつながるはず。その第一歩として、現在のチームでのミッション達成を目指したいと思います。

業界の視点としても、EAGS地域における潜在的な可能性は非常に大きいと感じています。現状の売上規模はまだまだ小さいのですが、標準化を進め、デジタル活用により、ポテンシャルが発揮されていくのではないかと考えています。社会貢献と同時に、事業も伸ばしていく。その両立に向けて、OutcomeのあるITでの支援を実施したいと思います。

私が一緒に働きたいと考えるのは、協調性を持ってプロジェクトのマネジメントを推進できる人財です。繰り返しになりますが、仕事をする上で大切なのは信頼関係です。グローバルな環境で幅広いバックグラウンドを持つ人々と働く中でも、良好な関係を築くことのできる仲間がいれば心強いですね。

スキル面では、自分にとってコアになるスキルが1つあれば大丈夫。インフラ、セキュリティ、アプリケーションなど、どんな分野でも構いません。私自身、アプリケーションの経験が長いのですが、他分野については勉強をして幅を広げています。

当社のメイン事業は、医薬品の研究開発、生産、営業です。当然、ITに特化した企業と比べれば、システム面に関わるメンバーの数は多くありません。だからこそ、役員との密接な距離を保ちながら、クイックな意思決定によって、プロジェクトを進めていくことができます。

そうした環境に魅力を感じていただける方、ITを通じて医療・医薬品業界で社会に貢献したいと思っている方が来てくださったら嬉しいです。

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※ 記載内容は2024年8月時点のものです

 

 

 

 

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