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育児休暇はキャリアの足枷じゃない。製品戦略の中枢を担う育休経験者の変化と成長  

 

2015年に新卒入社した岩間 敬晴。8年に渡るMRでのキャリアを活かし、現在は製品戦略推進部・神経疾患領域室でプロダクトマネージャー(PM)を務めています。  2025年には「育児休暇制度」を活用し、育児を通して新たな発見や学びを得た岩間が、自身の仕事スタイルや想いの変化、これからの展望を語ります。

「疾患とともに生きる当事者様の一生涯を支えるため」。新たな価値を届けるプロダクト戦略を描く

私は、2023年の10月から製品戦略推進部に所属し、製品PMとしてマーケティングに従事しています。当部署は50名を超える大きな組織で、認知症や不眠症、免疫など様々な領域のチームが所属しており、それぞれが専門性を発揮しながら連携しています。私が所属する神経疾患領域室は5名体制で、主にてんかんやパーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)に関連する薬剤を取り扱っています。
 
私のミッションは、製品のプロファイルやポテンシャルを医療従事者に知っていただくための方針を描くこと。そして、弊社製品を必要とする当事者様に適切なタイミングで医療従事者を介して迅速にお届けし、当事者様の一生涯を支えていくための戦略を実行することです。
 
以前、MR(医薬情報担当者)として現場第一線で働いていた時は、会社の方針に沿って、自身の担当施設の医療者ニーズに合わせた形で情報提供していくという個別対応力が求められる仕事でした。現在は、MRの方々に製品戦略方針を示すポジションとなり、全社目線で製品の骨子を考えて製品を届けるためのプロモーションを考える役割に変わっています。
 
具体的には、パーキンソン病チームにおけるプロジェクト会議のリーダーを務めており、市場分析チームやプロモーションチームなどいろいろなメンバーの意見を擦り合わせながら製品の方向性を決めていくという重要な役割を担っています。また、全国の担当エリアを持っており、北海道、東海、近畿、北陸、中四国といった地域に伺い、直接、顧客とのディスカッションを重ねることで、医療現場のニーズを把握するよう心掛けております。そこで得た知見を本社に持ち帰り 戦略に活かしていくという、現場と本部をつなぐ橋渡し的な役割も日常的に行っています。
 
現在の仕事をする上で大事にしている価値観は、新たな視点で道筋を切り開く革新性と、常に変わりゆく医療環境に対応していく柔軟性です。MR時代は担当エリアの医療従事者に向けて情報提供していましたが、現在は、全国の医療従事者に向け最善の情報を発信しひとりでも多くの当事者様に必要とする薬剤をお届けする視点で思考する意識が芽生えました。
 
また、当事者様への想いについてはMR時代から一貫して大切にしていることがあります。それは、共同化研修という実際に当事者様 のお声を聞く研修を通じて、常に当事者様の視点を忘れないというhhc  (ヒューマン・ヘルスケア)の理念です。この想いは、私の仕事の根幹を支える価値観として変わらずに持ち続けています。
 写真2

MRとして8年間の経験を携えて──北海道の地域医療を支えた現場のリアル

小学校から中学校まで野球、高校から大学までバレーボールと、チームスポーツがすごく好きでした。チームで大きな目標を成し遂げることにやりがいを感じていたのですが、数回怪我をしてしまい、チームに迷惑をかけ復帰するまで悔しい期間がありました。そうした経験からスポーツや医療、福祉を学べる大学に進学し、将来は漠然と医療を通じて社会貢献したいという気持ちが芽生えました。
 
就職活動の際、 様々な会社の企業理念や将来像、描く未来を見ていく中でhhc理念に共感したのがエーザイへの入社を決めた一番の理由です。また、大学の先輩でエーザイに入社された方がおり、進路を迷った時に親身になって相談にのってくださいました。率直に仕事について尋ねた時に満面の笑みで「やりがいがあってすごく楽しい 」と答えて いた姿は今でも覚えています。その後、入社までにお会いした社員の方々、全員が仕事に誇りと情熱をもっており、自分もこの会社に入ってみたいと思えたのも入社の大きな理由の一つです。
 
入社後はMRとして8年間勤務しました。基本業務は、エーザイ製品を安全に、そして有効に使っていただけるよう医療従事者、とくに医師を中心に情報提供を行うことです。担当の領域やエリアによって役割が分かれており、私の場合は最初の2年半は開業医や病院を含むエリア全体を一人で担当しました。郊外ではありましたが、地域を支える情報提供に従事する中で貴重な経験を積むことができました。
 
その後、北海道大学病院を5年半に渡り担当しました。大学病院の機能や道内の医療体制の仕組みを学ぶと同時に、弊社製品を道内全域に届けるための貢献ができたと考えております。それらの経験が今の仕事にも着実にいきています。 
 写真4-1

 

育児休暇が教えてくれたこと。子育てを通して得た経験から新たなキャリアを磨いていく

子どもを授かるまでは朝から晩まで仕事に没頭する日々でした。育児休暇について、制度は知ってはいたものの自分事として捉えきれておりませんでしたが、近年社内で育児休暇取得者が増えていることを感じていました。 
 
そのような中、子どもを授かったことで考え方や価値観が大きく変わり、家族との時間を最優先したいとの思いから私も育児休暇を取得することにしました。休暇中はチームメンバーの献身的なサポートがあり、業務が気にならないほどに育児に専念できました。育児は自分が想像していた以上に大変で、世の中のお母さんやお父さんはすごいなと心から思いました。当時は目の前の育児に必死でしたが、この子育ての経験が今の業務にも活かされています。たとえば、様々な方への配慮や体力勝負の育児を通じて身についた忍耐力など、育児休暇を取ることで得られたものを多く実感しています。
 
育児休暇前はてんかん領域担当でしたが、2カ月間の休暇を経て、復帰した後はパーキンソン病領域担当へと変わったことで、復帰当時 は正直不安もありました。しかし、家族のために頑張りたいという気持ちがより一層強くなり、業務に勤しみました。同じ部署でも領域が変わるとイチからのスタートになるので、今までの自身の考えや固定概念をなくすようにして学び直すつもりで臨みました。
 
また、復帰と同時に管理職の立場にもなりました。プロジェクト会議では、ファシリテート役を担っており、新 しいチームメンバーや新たな業務で自分の固定された考えがリセットされるような状況下で、全体を俯瞰して 見る努力をし、ダイバーシティの観点からも相手がなぜそう思ったのか、なぜそのように発言したのかを考えるよう心がけています。そして、自 らも言動の背景までしっかりメンバーに伝えるよう意識し、なるべく双方が腹落ちできるような工夫をしています。
 
復帰から半年が経過した現在は、新しい環境での業務にもだいぶ慣れてきて自分なりのやり方やスタイルもある程度固定されてきたと感じています。自分のペースを掴みつつ、家族がいることでより責任感も増し、仕事に対するモチベーションも以前とは違った形で高まっているのを実感しています。
 

写真3

育児もキャリアも、どちらもあきらめない。両立の先に見据える当事者様 と社会への想い

現在、仕事と育児の両立においてワークライフバランスがしっかりと取れていると感じています。具体的な工夫としては、土日はしっかり休んで育児に充てることを徹底しています。そして、家事を含めた家族間の役割分担を話し合って決め、毎日同じ時間にやるべきことを家族で共有して効率的に回すようにしています。また、出張や残業が入る場合は早めに両親に連絡し、手伝いに来てもらうなど助けを仰ぐようにしています。
 
一方、社内においては自身の仕事のスケジュールやタスクを常にチームメンバーにオープンにすることを心がけています。これにより、助けを求めた際にすぐに全員が状況を把握できる体制を整えています。もともと、私は仕事を始めから最後まで自分 でやり遂げたい という気持ちが強く、一人で抱え込んでしまうタイプでした。しかし、育児休暇後はそれを ずっと続けていると支障が出ると感じたため、現在はすべて開示し、チームメンバーに助けていただく思いで仕事をするようになりました。
 
今後のビジョンについて、直近では現在のプロジェクトを成功させることに注力しています。長期的な目標は、てんかんやパーキンソン病の当事者様とご家族様が、ひとときでも幸せな時間を作れるような社会づくりを実現したいと考えています。
 
当領域において薬剤で根治できる状況には至っておりませんが、当社の薬でより大きな改善を望める症状もあり、身体的にも精神的にも当事者様の負担を軽減できることを実感しています。一方で、適切なタイミングで薬剤が届けられていない当事者様も多くいらっしゃるのが現状です。そうした方々に薬剤が行き届くようにすることが目下の重要な目標です。
 
そして、将来的には当社が単なる製薬会社に留まらず、hhceco(※)としてさまざまなステークホルダーとの連携や社内変革が進んでいることを踏まえ、国内・グローバルを問わず自分が成長できるキャリアアップの機会があれば積極的に狙っていきたいです。管理職にはなりましたが、まだ組織マネジメントの経験はないので、機会があればチャレンジしていきたいと考えています。
 
hhc理念+エコシステム。患者様と生活者の皆様の「“生ききる”を支える」をビジョンとし、他産業やグループとの連携によるエコシステムの構築とソリューション創出を推進する取り組み  
 
また、自身の価値観として家族が第一という考えを持ちながらも、これからのキャリアにおいて、どんなポジションや役割であっても両立できるよう全力を尽くしていきたいと思っています。とくに、育児休暇の取得経験がある者として、育児休暇や産休によってキャリアの心配をしている人がいれば親身に寄り添い、その人たちが楽しく人生を歩めるよう支援し頼ってもらえるような、育児休暇の分野におけるロールモデルにもなっていきたいです。
 

 

※ 記載内容は2025年10月時点のものです

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