患者様の笑顔のために──医療現場と会社を繋ぐ「橋渡し役」としてMRができること

営業・マーケティング
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竹内 大輝 エーザイ・ジャパン 地域連携近畿北陸本部 大阪先進メディカル部 2019年入社(所属は2023年3月時点のものです)

“当社を代表する立場として、患者様に最善の治療を提供するお手伝いを

私が所属している大阪先進メディカル部は、大阪府内にある5つの大学病院に対し、自社医薬品の適正使用情報を提供・収集し、採用いただき、その先の患者様に薬をお届けするために活動する部署。私はMRとしてそのうち1つの大学病院を担当していますが、現在はCOVID-19の影響で担当病院への立ち入りができないため、13件ほどオンラインでの面談を実施しています。面談以外の時間には、同じ医療圏を担当するMRに同行して支援したり、大学病院中心で企画する講演会の準備をしたりしています。

オンライン面談では、対面の場合と違って雑談から話を展開させるのが難しく、限られた時間内で提案や説明を行わなければいけません。相手が見やすいスライドづくりを心がけるなど、時間をかけて事前準備するようになりました。

現部署に異動する前までは、大阪市内の開業医や基幹病院を担当していました。担当する施設の規模がだんだんと大きくなるにつれて、周囲への波及効果も大きくなるため、責任感がさらに強くなりましたね。たとえば、大学病院で医薬品が採用されて好評をいただいた場合、その大学の卒業生であるドクターにも情報が伝わり、関連する病院でもその薬を採用いただける可能性が高まるなど、エリアへの影響力も大きいからです。

2023年で入社して5年目を迎えますが、医薬品を患者様にお届けする上で、自分が当社を代表する立場にあることを忘れないよう常に肝に命じてきました。病気や医療の知識がドクターの皆さんに到底かなわないことを重々承知した上で、自社の医薬品に関しては何を聞かれても対応できるよう徹底して知識を身につけるよう努めています。

2竹内さん

“最速でのレスポンスと地道なアプローチで築いた知識とスキル、そして人間関係

大学時代は、応用生物科学部で分子生物学を学んでいました。製薬業界に興味を持ったのは、タンパク質の構造解析をテーマにした授業を受けたことがきっかけです。構造解析データの創薬への応用や、薬が効く機序について学ぶ授業だったのですが、普段自分が何気なく飲んでいた薬のメカニズムを知ったことで、業界のことを身近に感じられるようになりました。中でも、製薬会社の最前線に立ち、いわば病院との「橋渡し役」となって薬を患者様に届けるMR職に惹かれました。

数ある製薬企業の中でエーザイを選んだのは、当社が掲げるhhc理念に共感したから。企業説明会でも面接でも、その実現への本気度が社員の方々から伝わってきて、自分もその一員としてこの会社で働きたいと感じたんです。また、エーザイでは患者様と生活者の皆様の満足の増大を使命とし、その結果として売上や利益がもたらされるという考え方を大切にしています。この“使命と結果の順序”に共感したことも、入社の決め手になりましたね。

入社後は半年間の研修を経て、大阪市内の開業医を担当しました。現場配属後に意識したのは、ドクターの皆さんと対話を重ねて経験値を積むこと。私が担当したエリアは医療機関が多かったため、さまざまなタイプのドクターと話すことで知識を身につけ、話し方を学ぶことができました。

また、一貫して大切にしてきたのが、「迅速なレスポンス」。最初のころはドクターが話す言葉が理解できなかったり、返答に困ったりと苦労した場面もありましたが、たとえば、「調べておいて」と頼まれたことに最速で取り組むうちに知識が身につきましたし、信頼関係の構築につながったと思います。そのおかげで、今ではドクターと症例ベースで話せるまでに成長できました。

MRの仕事は、まずはドクターとお話しないことには始まりませんが、中には受付で門前払いされるなど、なかなか面談まで進めないケースもあります。でも、そこで私が情報提供をあきらめてしまえば、その病院に通う患者様に薬をお届けすることができません。ドクターが病院に出勤するタイミングを見計らってお声かけするなど、地道なアプローチを続けたことで縁がつながったケースも多く、粘り強く行動することの大切さを学びました。

3竹内さん

“情報提供を通じて医療の現場に貢献できていることを実感

MRの仕事の楽しさを初めて実感できたのは、入社2年目のころでした。エーザイが新しい睡眠薬を上市した際、私の担当エリアが発売初月で全国トップレベルのローンチを達成することができたんです。市場特性や過去の訪問履歴を分析してターゲットを見極めた後、訪問を繰り返し、提案活動の結果を分析してまた次のステップに移るという、PDCAのうちの“Plan”ではなく“Do”を起点として行動サイクルを回したことが成果につながったと考えています。

一方、20227月から担当となった大学病院への貢献はまだまだこれからです。大学病院は研究機関でもありますから、大勢の関係者がいるため配慮すべき事項が多く、これまで担当してきた開業医や基幹病院とはまた違った難しさがあります。ただ、大阪市内の医療圏の特性はかなりわかってきたので、培ったエリアの知見を大学病院での活動にも活かしていきたいですね。

私はエーザイのMRとして、医療の一翼を担えていることに大きなやりがいを感じています。とくに、ある先生から「あの抗がん剤のおかげで、患者様の腫瘍がすごく小さくなった。こんなことが起きたのは初めてだ」と教えていただいたときは、間接的であれ、患者様やそのご家族を笑顔にするお手伝いができたと実感しました。

また、働く環境としてのエーザイにも魅力を感じています。エーザイのMRは、一人ひとりが「自分が担当するエリアの患者様に薬をお届けするにはどうすればいいか」を考えていて、ディスカッションを通じて互いに切磋琢磨しています。年齢を問わず、プライベートのことも相談できるアットホームな雰囲気もあって、とても働きやすいですね。

4竹内さん

“自分の強みの最大化することが組織、ひいては患者様への貢献につながる

今後の目標は、組織を引っ張っていくリーダー的な存在になること。そのためには再現性のある組織づくりが重要だと思っていて、すでに取り組み始めています。たとえば、たくさんのドクターと話をしていると、よく聞かれる質問の傾向がつかめてくるもの。データが集積していくにつれて、質問に対してどう回答すべきか、どんなデータを示すべきかわかるようになっていくんです。以前、自分の成功体験をもとに後輩にアドバイスしたところ、自社製品の採用が決まったケースもありました。そうしたデータを集約し、集合知のようなものをつくれたらと思っています。ドクターに向けた講演活動というかたちでアウトプットすることも検討中です。

これからエーザイで働くことを考えている方に意識していただきたいのは、自らの存在価値を最大化すること。人にはそれぞれ強みがありますが、それをどのように活かしていくかがとても重要だと思っています。周囲の環境に影響を受けてこだわりを曲げてしまったり、妥協してしまったりする人がいる中、自分の軸をしっかりと持った上で強みに磨きをかけ、最大化していければ、組織に良い影響を及ぼすことにつながると思っています。

周囲のメンバーとともに、互いの弱みを互いの強みで補い合っていく関係性を築くことも大切です。ひとりでは何もできないことを自覚し、周囲に対する感謝の気持ちを忘れないことが成功への近道ではないかと考えています。

入社する会社を決める際には、その会社が5年後や10年後に目指している姿を調べてみてください。ホームページにも情報が掲載されていますし、OB・OG訪問や説明会、面接の場などで、社員がどんな想いで働いているかを知ることができるはずです。その会社が掲げるビジョンに共鳴できるかどうかを考えることは、とても重要なことだと思います。

エーザイには、認知症治療薬の第一人者として業界の先頭を走ってきた歴史があるため、脳神経内科や脳神経外科のドクターとのあいだに信頼関係があり、また大きな期待を背負っているとも感じます。社員のひとりとして、認知症領域を中心にアンメット・メディカル・ニーズに応え、新たな治療薬を待つ患者様の笑顔に貢献していきたいですね。

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